お仕事でプロジェクトのドキュメントを共有フォルダーで管理していたりすることが多いと思います。
共有フォルダーなら管理方法もシンプルで、ファイルの格納場所も連携しやすくて便利ですよね。
新しい職場での作業や、共有フォルダーが別途用意された時にアクセスしようとして「アクセスが拒否されました」
のようなアラートが表示され表示されないこともあります。
ここではWindows10における共有フォルダーへアクセスできない場合の対処法を解説します。
ワークグループやドメインに参加しているか確認する
Windows10には適切なアクセス権を与えるためにワークグループとドメインの仕組みがあります。
共有フォルダーが見えなかったりアクセスできない場合は、共有フォルダーを閲覧することができるワークグループまたはドメインが自身のPCが含まれている設定されているか確認してみましょう。
ワークグループを確認するには「コントロール パネル」 > 「システムとセキュリティ」 > 「システム」 > 【コンピュータ名、ドメインおよびワークグループの設定】にある【設定の変更】 を開くと「システムのプロパティ」が表示されますので、ここでワークグループを確認できます。
ドメインを確認するには「システムのプロパティ」からさらに下部にある「コンピュータ名を変更したりドメインに参加するには[変更]をクリックしてください。」という項目にある【変更】タブをクリックすると確認することができます。
ネットワーク探査を有効にする
ネットワーク探索を有効になっていないと、エクスプローラーにあるネットワークに共有フォルダーが表示されません。
それは、ネットワーク探索は自分のファイルを他人に見えるようにしたり、ネットワーク上で見ることができる他のコンピュータを自動的に認識する機能だからです。
共有フォルダーが見えない状態であればネットワーク探索が【無効】に設定されている可能性があります。
初期設定ではネットワーク探索が【有効】に設定されていると思いますが一度、確認して見ましょう。
ネットワーク探索は【コントロールパネル】 > 【ネットワークとインターネット】 > 【ネットワークと共有センター】 > 【共有の詳細設定】
を開き、【ネットワーク探索】の項目で【ネットワーク探索を有効にする】を開くことで確認することができます。
アクセス権限が適切に割り当てられているか確認する
共有するフォルダーを作成した際に適切な権限が設定されていないと、共有フォルダーを保有するPCが原因で共有フォルダーにアクセスすることができなくなっている可能性があります。
そのため、共有するPC側の共有フォルダーのアクセス権限を一度確認してみましょう。
共有フォルダーを公開するPC側でファイルの共有で共有する相手を選ぶことができます。
どのユーザーに対して、「読取りのみ」または「読取り/書き込み」の権限を付与するか設定することができます。
アクセス権の確認は以下のように行います。
1.共有フォルダーを右クリックして「プロパティ」を選択する。
2.「共有」タブを開いて「共有」をクリックしアクセス権の設定画面が開く
アクセス権の設定画面で確認することができます。
共有するユーザーを追加するには「矢印」をクリックして「共有を許可するユーザー」を選択して「追加」を選択でユーザを追加し、アクセス権を設定したら「OK」をクリックします。