パソコンでの作業では文章や画像をコピーして貼り付けを行うことが多いと思います。
その時に活躍するのが「クリップボード」です。
ここでは「クリップボードとは何か」、「クリップボードの使い方」などを解説していきます。
クリップボードとは
クリップボードは文字や画像をコピーすると、一時的に保存される場所のことです。
あくまで一時的な領域であるため、「クリップボード」というアプリケーションとして機能しているわけではありません。
クリップボードに保存されたものは、右クリックで「貼り付け」か「Ctrl」+「V」を押すことで貼り付けることができます。
ファイルとして保存されるわけではないので、基本的には次にコピーすると前に保存していたものは書き換えられてしまいます。
グリップボードのコピーと貼り付けは以下のように行います。
※文字でクリップボードを利用する例です。
1.コピーする文字にカーソルをあて「右クリック」>「コピー」をクリックします。
グリップボードにコピーされます。
2.貼り付ける箇所で「右クリック」>「貼り付け」をクリックします。
3.1でコピーした文字がクリップボードから貼り付けされます。
グリップボードの履歴の参照と貼り付け
Windows10ではグリップボードへのコピー機能が強化されグリップボードへのコピーの履歴の参照と履歴から貼り付けを行うことができるます。
グリップボードの履歴の確認
グリップボードの履歴を確認するには以下の手順で行います。
1.「Windowsキー」+「V」を押します。
2.クリップボード一覧にコピーした文字があることを確認してください。
※複数のコピー履歴がある場合
グリップボードの履歴から貼り付けする方法
グリップボードの履歴から貼り付けをするには以下の手順で行います。
1.文字をコピーする
2.貼り付ける場所にカーソルを当てて「Windowsキー」+「V」を押します。
3.履歴から貼り付けるものをクリックします。
4.クリップボードから貼り付けられていることを確認してください。
クリップボードの中身をクリアにする方法
クリップボードに保存するとパソコン内部に残り続けますが、クリップボードに保存した内容をクリアすることができます。
クリップボードの中身をクリアにするには以下の手順で行います。
1.「スタート」で右クリックをして、「プログラム一覧」を表示します。
2.「設定」をクリックします。
3.「システム」をクリックします。
4.「クリップボード」をクリックします。
5.「クリップボードのデータをクリア」欄にある「クリア」をクリックします。
クリップボード拡張アプリ
ここではクリップボードの拡張アプリを紹介します。
Clibor
Cliborは、コピーしたテキストデータを最大1,000件分まで保存して利用できるます。
登録しているクリップボードデータの編集、削除、小文字⇔大文字の変換や、全角⇔半角の変換に改行コード削除なども行えます。
ダウンロードはこちらから行えます。
ポイントクリップ
エラーメッセージやアラートにシステムのバージョン情報など
通常コピーすることができないボタンやラベルなどの画面の文字をコピーできます。
ダウンロードはこちらから行えます。
PasteCopy.NET
アイコンにマウスカーソルを乗せると、クリップボード内容をプレビュー表示できて
HTMLデータ、テキスト、RTFに、RTFデータをテキストに自動変換して整形する機能があります。
ダウンロードはこちらから行えます。