現在のパソコンやスマートフォンの操作などでは画面をタッチしたりクリックすることでコンピューターに指示を送ることができて操作ができるようになっています。
このような仕組みをグラフィカルインターフェース(GUI)と呼ばれています。
しかし、かつてはタッチやクリックでコンピューターに指示を送ることができなかったので文字をコマンドという形で入力して操作を行ってました。これをキャラクターインターフェース(CUI)と呼びます。
Windows10でもCUIでコンピューターに指示を送ることができます。それが「コマンドプロンプト」です。
コマンドプロンプトはWindows10の基本的な操作をする上ではなかなか使う機会が少ないかもしれませんが、「ネットワークトラブルを調査したい」、「○分後にシャットダウンを行いたい」
という時に「コマンドプロンプト」で行うことができます。
ここでは、Windows10におけるコマンドプロンプトの起動の解説と代表的なコマンドを紹介していきます。
コマンドプロンプトの起動のしかた
ここでは、コマンドプロンプトの起動方法を解説していきます。
コマンドプロンプト自体は管理者ユーザーでなくても利用することはできますが、システムに関係する追加や変更の操作を行うには「コマンドプロンプト」を管理者として実行する必要があります。
基本は管理者権限で起動しておくと必要な作業を滞りなく行えると思います。
検索フィールドで起動させる
検索フィールドで起動する方法は以下の通りです。
1.画面左下にある「ここに入力して検索」をクリックします。
2.「検索フィールド」に「コマンドプロンプト」と入力してください。
※cmdと入力しても結果は同じです。
3.検索結果に「コマンドプロンプト」が表示されます。「管理者として実行」をクリックします。
※管理者権限が特別必要でなければアイコンをクリックするだけでも起動できます。
4.コマンドプロンプトが起動されることを確認してください。
ファイル名を指定して実行から起動させる
「ファイル名を指定して実行」から起動する方法は以下の通りです。
1.「スタート」を右クリックして「プログラム一覧」を開きます。
2.「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
3.「ファイル名を指定して実行」を開いたら「cmd」と入力し、管理者権限で実行する場合は、「Ctrl」+「Shift」+「Enter」キーを押します。
4.「コマンドプロンプト」が起動されることを確認してください。
スタートメニューのプログラム一覧から起動する
「スタートメニュー」のプログラム一覧から起動する方法は以下の通りです。
1.「スタート」をクリックして「スタートメニュー」を開きます。
2.「Windows システムツール」をクリックして開くと「コマンドプロンプト」が表示されます。
3.「コマンドプロンプト」に右クリックし、「その他」をクリックします。
「管理者として実行」をクリックします。
※管理者権限で実行しない場合はそのまま「コマンドプロンプト」のアイコンをクリックします。
4.「コマンドプロンプト」が起動されることを確認してください。
当サイトでよく使うコマンド
ここではよく使うコマンドを紹介します。
cdコマンド
ディレクトリを移動するコマンドです。
※「change directory」の略です。
treeコマンド
指定したディレクトリをツリーで表示するコマンドです。
引数に指定したディレクトリを渡すことで階層をツリーで表示されます。
ipconfigコマンド
コンピュータのIPアドレスやネットワークの設定等を確認することができるコマンドです。